日本の家を 作っています。 morimura atsushi architects
白墨 Hakuboku

所在地  大阪府池田市

主要用途 住宅(リノベーション)

施工   渡辺工務店 担当 渡邉真治

構造   木造2階建て

改修面積 30.84㎡(9.32坪)

 

 

 

 入居した当時、まだ小さかった子供たちは、今ではすっかり大きくなり、それぞれの道を歩み出そうとしています。しかし、家はほぼ入居当時のままで、水廻りを中心に老朽化が激しくなっていました。

 

 郊外にある小さな建売住宅のリフォームです。1階に居間などのスペース。2階は、家族それぞれのスペースがありましたが、老朽化と絶対面積の不足でリフォームが必要な状態となっていました。

 

 リフォーム範囲は、1階のみ。外部をいじるとコストが掛かる為、玄関扉やアルミサッシなどは極力手をつけない方針で設計を進めました。まず、全体的に面積が不足しています。新たにスペースを生み出す為に、現在のトイレを移動して、階段下に新しくトイレを作ることにしました。次に、トイレの占有していた面積を利用して、今までなかった脱衣場(洗面所)を作りました。キッチンは、省スペース化を図るため床を下げてダイニングテーブルと一体化しました。面積は小さいけれども、高さ方向に変化が生まれることによって、ダイナミックな空間となりました。廻りの家が建て込んでいるため、裏庭以外は、窓を開けることすらできません。そこで、開かずの窓はあきらめて、すべて塞いで壁にしました。開口部を壁にしたことによって壁面が増え、落ち着きのある空間となりました。唯一開かれている裏庭は、室内空間に取り込むために、塀を建てた上で、不透明だったガラスを透明にしました。また、さらに開放感を持たすために、トップライトを付けて、空へ空間を開き閉塞感を無くしました。床に寝転ぶとトップライトを通して、空に浮かぶ雲を見ることが出来ます。

 

 素材は、床には、パイン材と玄昌石。壁、天井は塗装下地材をそのまま仕上げとしました。キッチンのバックガード部分は、木曽の漆和紙貼りとして、その上にガラスをはめ込みました。家具の突板は、オーク材とレオ材。今回は、突板材の倉庫へ直接行って、突板の選択から練付の練り方まで検討して製作しています。

 

 いずれは、この家を出て行く子供達。新しい空間での生活を通して、建築が変わると生活も価値観も変わることを実感してほしいと思っています。

 

 

とっても小さな住宅のリノベーション
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MORIMURA ATSUSHI ARCHITECTS/一級建築士事務所 森村厚建築設計事務所